浦富海岸の代名詞ともいえるのが、息をのむほどの浦富海岸の透明度です。環境省の「快水浴場百選」や国の名勝・天然記念物にも選ばれており、海況が良い日には水深25メートルの海底まで見通せるほどの澄んだ輝きを放ちます。この鮮烈なエメラルドグリーンとコバルトブルーのグラデーションは、ファンの間で「岩美ブルー」と称されています。
この景観を特別なものにしているのは、約2500万年前の日本海形成期から続く地殻変動と、荒波・風雪による浸食作用が生み出した地形です。花崗岩が削り取られて生まれた断崖絶壁、海上にそびえ立つ菜種五島(なたねごじま)や、岩の頂に一本松が生える千貫松島(せんがんまつしま)など、自然が生んだ彫刻作品が次々と視界に飛び込んできます。
「山陰の松島」とも呼ばれるこの地ですが、松島のような優美な島々とは対照的に、外海の荒々しさと透明な海の静けさが同居する独特のスケール感が、浦富海岸最大の魅力です。