ネット上の情報だけを頼りに現地を訪れた旅行者が直面しやすい誤解と盲点について、取材現場からの事実をもとに検証します。
最大の落とし穴は、「地方都市特有のディナー営業時間の短さ」です。都市部のような深夜営業の飲食店はごく一部の大手チェーンに限られ、個人経営の名店や老舗割烹は「ラストオーダーが20時前後、21時閉店」というケースが珍しくありません。観光に夢中になって20時を過ぎてから店を探し始めると、どこも暖簾を下ろしており夕食難民になってしまうリスクがあります。
また、「伊賀牛を食べるには1人1万円以上の高級店に行かなければならない」という認識も完全な誤解です。老舗の高級すき焼き店は格式とサービスを含めた価格設定ですが、地元で長年親しまれている大衆焼肉店や精肉店直営のダイニングであれば、上質な伊賀牛カルビやロース、ホルモンを1人あたり4,000円〜6,000円前後の予算で存分に味わうことができます。上質な伊賀米の白ご飯とともに気取らず頬張るスタイルこそ、地元住民が最も愛する伊賀牛の楽しみ方です。