作中で登場人物たちを狂喜乱舞させた「お取り寄せ」の数々は、どれも実在する逸品ばかりだ。ここで劇中を彩った代表的なグルメを一挙におさらいしておこう。
・「川口屋」の水羊羹:京都の老舗が手がける、口の中で一瞬にして儚く解ける極上の涼味。榎村が至福の表情を浮かべた名品だ。
・「佐渡保存」のジャム:旬の果実の味わいを濃縮したクラフトジャム。パンだけでなく料理の隠し味としても重宝される。
・「とろろと芋煮のセット」:郷土の温もりを感じさせる素朴で力強い味わい。二人の心の距離を急速に縮めたキーフード。
・「黄金の焼き豚」:香ばしい香りと溢れる肉汁が食欲をそそる肉料理の真骨頂。ビールとの相性も抜群。
これらの料理が運ばれてくるたび、画面越しに溢れ出すシズル感。単なる料理の紹介にとどまらず、料理にまつわる歴史や製作者のこだわりまで丁寧に描き切る姿勢が、観る者の好奇心を刺激してやまない。