毛先の明るいカラーが「汚い」「下品」に見えてしまう根本的な原因は、ダメージによるツヤの消失です。毛先は髪の中で最も履歴が蓄積しているデリケートな部位であり、高明度のブリーチを重ねることでキューティクルが剥がれ、光を均一に反射できなくなります。
痛んで見える現象を防ぐには、染める段階での薬剤選定が鍵を握ります。近年主流となっているケアブリーチ(処理剤配合のブリーチ剤)を使用し、髪の芯を残しながら脱色を行うことで、パサつきを大幅に抑制できます。
さらに、退色後の色味をあらかじめ計算した配合も欠かせません。黄色く抜けてパサつきがちな日本人の髪質には、補色となるバイオレットやシルバーをわずかに含んだベージュ・アッシュ系を重ねることで、色落ち中もまろやかな透明感をキープできます。毎日のホームケアにおいては、毛先の水分・油分バランスを整えるミルクタイプのトリートメントと、週1〜2回のカラーシャンプー併用が美しさを長持ちさせる基本です。