車体の軽量化を巡る争いが過熱する自動車業界において、サスペンション用スプリングの小型・軽量化は長年の至難の業とされてきた。強度を上げれば金属疲労による破壊のリスクが高まり、耐久性を確保しようとすれば太く重くなる。この二律背反を打ち破ったのが、材料組成の見直しと独自の表面処理技術だ。
従来の限界を大幅に超える高応力設計を実現したことで、同等性能を維持しながら部品重量を約15%削減することに成功。わずか数百グラムの削減が走行効率や足回りのレスポンスを劇的に変えるEV設計において、この技術的ブレイクスルーはグローバルOEMからの熱い視線を集めている。