医療現場の失敗の原因として最も多く挙げられるのは、技術の不足ではなく職種間のコミュニケーション不全だと言われる。この課題に真っ向から挑むのが、複数の学科が混成チームを組んで臨む多職種連携演習である。
看護学科の学生がバイタルを計測し、検査技術学科の学生が急ぎデータを分析、理学療法学科や作業療法学科の学生がリハビリ計画を同時並行で立案する。さらに放射線学科の学生が最新の画像データを共有し、全員で最適解を議論するのだ。互いの専門領域に対する敬意と理解がなければ、緊迫した症例を切り抜けることはできない。この極限状態での議論こそが、現場での絶対的な信頼感につながる。