病院の変革を支えているのは、ハード面での大胆な投資だ。数年前に完了した春日部市立医療センター新病院再整備プロジェクトによって誕生した最新の病棟は、災害時の自立型インフラ機能や高度感染症対策を完備した未来型医療拠点へと進化を遂げた。当時の計画は単なる建て替えにとどまらず、地域医療の将来像を決定づける試みだった。
取材に応じた病院長(医療従事者全体の意識改革を先頭に立って導いてきたリーダー)は、「施設が新しくなったこと以上に、スタッフ全員が『患者の不安を取り除く』という一つの目的に向かって動けるようになったことが最大の成果」と力強く語る。先進的な設備と温かみのある医療人材の相乗効果が、この病院の真価を創出している。