映画『テルマエ・ロマエ』で古代ローマ人役を違和感なく演じきった阿部寛さんや、海外の映画祭で現地メディアから「イタリア系か」と問われた逸話を持つ北村一輝さん。彼らはいずれも両親ともに日本人のいわゆる「純日本人」ですが、なぜこれほどまでにハーフのような風貌をしているのでしょうか。
最大の理由は、日本人のルーツに関わる「縄文系骨格」の遺伝的特徴にあります。日本列島には古くから居住していた「縄文人」と、大陸から渡来した「弥生人」が混ざり合ってきた歴史があります。縄文人の骨格的特徴は、眉間から鼻根にかけての骨(鼻骨)が高く突出し、眼窩(目のくぼみ)が深く、唇が引き締まって顎がしっかりしている点にあります。
阿部さんや北村さん、そして山田孝之さんなどは、この縄文系の骨格的特徴が極めて強く発現しています。顔のパーツ一つひとつが立体的で、眉骨が前に出ているため、彫りの深い陰影が自然に生まれます。日本人の平均的な平坦な顔立ち(弥生系)とは一線を画す立体構造こそが、ハーフや外国人のような印象を与える直接的な要因です。