1955年3月6日生まれの春風亭小朝は、2026年で71歳を迎えます。その歩みは、落語の歴史に燦然と輝く快挙の連続でした。
1970年、五代目春風亭柳朝に入門して落語の世界へ飛び込むと、天性の話術と華やかなスター性で頭角を現します。そして1980年、入門からわずか10年、25歳の若さで「36人抜き」という異例の大抜擢で真打昇進を果たし、落語界の歴史を塗り替えました。
バラエティ番組の司会や大河ドラマの俳優業などマルチな活躍を見せる一方、本業である落語の評判は年々高まりを見せています。古典落語の登場人物に現代的な心理描写を吹き込む構成力、洗練された江戸前のテンポ、そして観客を一瞬で引き込むマクラの巧みさはまさに名人芸。東西の寄席やホールで行われる独演会は、今なおチケット入手困難なプラチナペーパーとなっています。