2000年1月に5thシングルとしてリリースされ、同年の金字塔的セカンドアルバム『勝訴ストリップ』にも収録された本作。その音像を決定づけたのは、天才ベーシストであり音楽プロデューサーの亀田誠治による緻密なアレンジメントだ。
静寂を切り裂くようなノイジーなギターと、感情の昂ぶりに呼応して荒れ狂うストリングス。美しいメロディラインの背後であえて歪ませた音を配置するアプローチは、椎名林檎の伸びやかな歌唱と鮮烈なコントラストを成す。プロデューサー亀田誠治とのタッグが生み出したこの重厚なサウンドトラックこそが、歌詞の持つ切実さと狂気を立体的に浮かび上がらせることに成功した。