観光情報誌では芋とうなぎが大きく取り上げられますが、川越名物の食べ物で地元民おすすめとして必ず名が挙がるのが、日常に深く根付いた2大ご当地グルメです。
モチモチ食感が癖になる「川越太麺焼きそば」
川越の太麺焼きそばは、うどんのような極太の蒸し麺を使用するのが最大の特徴です。昭和30年代、蓮馨寺(れんけいじ)の境内にあった屋台「松山商店」が発祥とされ、現在も「まことや」や「かのん」などの名店で受け継がれています。具材はキャベツと豚肉のみという潔さでありながら、濃厚な特製ソースが極太麺にしっかりと絡みつき、一度食べると忘れられない中毒性を誇ります。1皿400円〜600円前後という庶民的な価格帯も、長年愛され続ける理由です。
小江戸の誇り「COEDOビール」の職人技
川越を本拠地とする「コエドブルワリー」が手がけるクラフトビールCOEDOビールは、いまや世界的評価を確立しています。特に注目すべきは、川越名物の紅赤芋(さつまいも)を原材料に使用した「紅赤 -Beniaka-」です。赤みがかった琥珀色と芳醇な甘み、アルコール分7%の重厚な飲みごたえは、肉料理やうなぎのタレとも見事に調和します。ピルスナータイプの「瑠璃 -Ruri-」や、柑橘系ホップが香る「伽羅 -Kyara-」など、町歩き中のテイクアウトやディナーでのペアリングに最適です。