船場吉兆事件をめぐっては、現在もネット上でいくつかの誤解や混同が見受けられます。代表的な盲点を整理します。
誤解1:全国の「吉兆」がすべて偽装を行っていた?
これは完全な誤解です。吉兆グループは早くから各社に分社化されており、資本も経営権も完全に独立していました。不祥事を起こしたのは湯木正徳・佐知子夫妻が経営していた「株式会社船場吉兆」のみです。本吉兆(高麗橋)や京都吉兆(嵐山)などは一切の不正に関与しておらず、むしろ風評被害を受けた被害者側の立場でした。
誤解2:ささやき女将が裏で息子の店を操っている?
一部のネット掲示板などで「名義だけ変えて親が経営しているのではないか」という憶測が飛び交うことがありますが、これも事実無根です。喜久郎氏が立ち上げた「日本料理 湯木」は、融資や立ち上げを含めて喜久郎氏自身の責任で運営されており、両親は一切経営に関与していません。喜久郎氏自身もメディアのインタビューにおいて、自立した料理人としての覚悟を繰り返し語っています。