出雲大社を訪れた際、お守りと並んで絶対に見逃せないのが境内の各所に点在する青銅製のうさぎ像です。平成の大遷宮を契機に奉納が始まったこれらの像は年々増え続け、2026年現在では66羽以上が生息しています。それぞれ表情やポーズが異なり、祈りを捧げる姿、本を読む姿、大国主大神を見上げる姿など、歩くたびに新たな発見があります。
特に参拝者の間で「強いご利益のエネルギーを感じる」と評判の主要鑑賞エリアは以下の通りです。
- 御本殿裏(最重要スポット):御本殿の真裏、八雲山を背負う神聖なエリアに鎮座する2羽のうさぎ像。本殿に向かって両手を合わせ、敬虔に祈りを捧げています。大国主大神が西を向いて鎮座されていることから、本殿裏から西側にかけてのラインは最も神気に触れられる場所とされ、記念撮影と参拝の行列が絶えません。
- 祓社(はらえのやしろ)周辺:勢溜の鳥居をくぐり、下り参道を歩いて右手に現れる祓社。心身の穢れを清めるこの場所の近くにも、愛らしいうさぎたちが控えめに佇んでいます。
- 神苑・松の参道脇:緑豊かな木立の中に、波に乗るうさぎや、寄り添い合う夫婦うさぎの姿が隠れています。自然光が差し込む時間帯は絶好のシャッターチャンスとなります。
- 宝物殿「彰古館」周辺:歴史を感じさせる木造建築の周囲には、知的な仕草を見せるうさぎや、小さな子どもを抱えたうさぎなど、個性派の像が集中しています。
境内のうさぎ像を巡る際は、単にオブジェとして写真を撮るだけでなく、うさぎたちが向いている方角(大国主大神の御前)を意識して、自らも心を正して手を合わせることが、古くからの参拝作法にかなう歩き方です。