歴史を1999年に巻き戻そう。この言葉の生みの親は、タレントの伊集院光である。当時、彼がパーソナリティを務めていたTBSラジオの番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(当時のUP'S枠)。そのコーナー内で「中学2年生頃にかかりがちな症候群」として話題に上ったのがすべての始まりだった。
当時は病理的な意味合いなど一切ない。「カルピスを原液で飲み始める」「因数分解が何の役に立つのかと教師に絡む」「本当の愛を探し求める」といった、若さゆえの恥ずかしい自意識過剰な行動を愛嬌を込めて笑い飛ばす自虐ネタだったのだ。リスナーからの投稿が集まるにつれ、誰もが胸に秘めていた「あの頃のイタさ」が言語化され、共感の輪が深夜の電波に乗って広がっていった。