オープンカーを借りる際、車両スペック以外に多くの利用者がつまづく隠れた盲点が存在します。それが「空港からの移動ロス」と「事故・車両毀損時の補償範囲」という2つの実務的リスクです。
まず押さえておきたいのが、那覇空港送迎オープンカーの特殊な運用体制です。大手レンタカー会社(トヨタレンタカー、オリックスなど)でも一部オープントップの取り扱いはありますが、輸入車やスポーツタイプを網羅しているのは多くが独立系の沖縄高級外車オープンカー専門店です。これらの専門店は空港直接配車が禁じられているため、空港から離れた豊見城市や糸満市、あるいは那覇西海岸エリアに営業所を構えています。空港到着ロビーからのシャトルバス待ちや営業所までの移動、個別契約のオリエンテーションを含めると、受取までに1時間半から2時間近くを要する事例が多発しています。フライト到着後のタイムロスは旅程全体を圧迫する見逃せないリスクです。
そして最大のリスク要因と言えるのが、沖縄オープンカー免責補償詳細まとめを熟読せずに契約した場合の経済的打撃です。
輸入車や特殊車両の場合、一般的な国産コンパクトカーと比較して修理費用が天文学的に高額化します。多くの専門店では「免責補償基本プラン」への加入を促されますが、注意すべきは自走不能時の営業補償料(NOC: ノン・オペレーション・チャージ)や、ソフトトップ(布製幌)の破損保証が対象外となっている特約付きプランの存在です。現地の取材によると、利用者が誤った方法で手動レバーを操作して幌の駆動フレームを歪めてしまったり、スコール時の車内浸水でシートのセンサー類を故障させたりして、30万円〜50万円以上の実費弁償を請求されるトラブルが毎シーズン発生しています。基本プランのみで安心せず、NOC免除やホイール擦り傷、外装トラブルまでカバーする「フルワイド補償」を付帯させることが、自己防衛のための絶対条件と言えます。