多くの人が彼に対して抱く警戒感の正体は、新興宗教団体「ワールドメイト」のリーダーとしての顔だろう。1984年に設立されたこの団体は、神道をベースにしながらも、独自の教義とユニークな儀式で信者を増やしてきた。
しかし、一般的な「怪しい宗教団体」のイメージとは少し異なる動きを見せるのが、深見の真骨頂だ。彼は宗教活動で得た資金(あるいは自身のビジネスで得た利益)を、国内外の慈善活動に惜しみなく投じている。カンボジアでの無料救急病院の設立、ブラインドゴルフ(視覚障害者ゴルフ)の普及、さらには世界各国の大学への寄付など、その額は数十億、数百億円規模に達するとされる。この極端な社会貢献活動が、彼に対する世間の評価を複雑にしている要因だ。