言葉の成り立ちを紐解くと、「了解」という言葉自体には敬意が含まれていない。明治期以降、軍隊や警察などの組織内で「状況を把握した」という意味の符牒として使われていた歴史もある。そのため、語尾に「です」をつけたところで、敬語としての品格は不十分であるというのが、これまでのビジネスマナーの定説だった。
ビジネスマナー本を開けば、目上の相手には「承知いたしました」や「かしこまりました」を使うべきだと判で押したように書かれている。しかし、このルールが絶対的な正義として君臨し続ける時代は、終わりを迎えつつあるのかもしれない。