日本人客がわざわざ足を運ぶ最大の要因は、一般的な輸入食料品店や大手業務スーパーすら圧倒する食材の鮮度と圧倒的な専門性にあります。冷凍輸送技術の向上と国内契約農家の拡大により、かつては乾燥品でしか手に入らなかった熱帯ハーブ類が、瑞々しい生の状態で購入できるようになりました。
店内には、フォーの風味を決定づけるノコギリコリアンダー(ゴート gai)やドクダミ草(ザウジエップ cá)、フレッシュなレモングラス、ライムリーフが青果コーナーに所狭しと並びます。さらに、精肉コーナーでは皮付きの豚バラ肉ブロックや鶏モミジ(足)、内臓系各種がキロ単位で整然とパックされ、鮮魚コーナーでは生きたティラピアや淡水魚が水槽を泳ぐ店舗も珍しくありません。
また、2026年最新ベトナム食材店では、店内奥に調理ブースやイートインを併設する形態が標準化しつつあります。毎朝焼き上げられる自家製フランスパンを使った本格バインミー、現地直送のタピオカ粉を用いたデザートのチェー、さらには蒸したての豚耳ハム(ゾートゥー)など、本場の屋台料理がワンコイン前後で楽しめる手軽さが、若年層やアジア旅行愛好家の心を捉えて離さないベトナム市場人気の理由となっています。