Q1:生後2ヶ月で首がピンと立っているように見えます。早く首が座ることはあるのでしょうか?
A1:生後2ヶ月前後の赤ちゃんが頭を持ち上げているように見える場合、首が座ったのではなく「背筋の突っ張り(筋緊張の亢進)」によるものであるケースが多々あります。抱っこした際に体が反り返りやすかったり、手足に力が入っていたりする状態です。外見上は立派に首を支えているように見えても、引き起こし反応テストをすると頭がついてこないことが大半です。月齢が浅い時期の無理な縦抱きは頸椎に負担をかけるため、生後3ヶ月半を過ぎるまでは後頭部に手を添えて支えてください。
Q2:4ヶ月健診で「首すわり未完了」と判定されました。どんな再検査が行われますか?
A2:健診で保留になった場合、多くの自治体では生後5ヶ月前後(約1ヶ月後)に「個別再相談」や「再健診」の枠が設けられます。再検査といっても大掛かりな医療器具を使う検査ではなく、医師が再度「うつ伏せでの頭部挙上」や「引き起こし反応」をチェックし、この1ヶ月間での発達の伸びを確認するのが一般的です。多くの赤ちゃんは生後5ヶ月健診の段階で無事に合格となります。特別な指導がない限り、日常生活をゆったり過ごして問題ありません。
Q3:首が完全に座る前に、縦抱き専用の抱っこ紐やおんぶ紐を使っても大丈夫ですか?
A3:首すわり前の赤ちゃんを、首すわり後専用の抱っこ紐やおんぶ紐に入れるのは厳禁です。首が支えられていない状態で縦揺れが加わると、赤ちゃんの重い頭部が揺さぶられ、脳や頸髄を損傷する「乳幼児揺さぶられ症候群」や頸椎捻挫のリスクが生じます。また、気道が圧迫されて低酸素状態に陥る危険もあります。必ず「新生児対応」「ヘッドサポート付属」と明記された専用キャリアを使用し、メーカーの使用月齢・体重条件を厳格に守ってください。おんぶは原則として首すわり完了後(通常生後4〜5ヶ月以降)に解禁されます。
Q4:うつ伏せ練習(タミータイム)をさせるとすぐにギャン泣きします。練習をやめても大丈夫ですか?
A4:赤ちゃんが嫌がって泣く場合は、即座に中断して抱き上げてください。泣いている最中に無理にうつ伏せを継続させると、顔をシーツに埋めてしまい危険です。タミータイムは必ずしも平らな床で行う必要はありません。保護者がリクライニングチェアやクッションに寄りかかり、自分の胸の上に赤ちゃんをうつ伏せに乗せて顔を見合わせる「抱っこ型タミータイム」でも十分に首や背中の筋肉は刺激されます。1回10〜20秒程度、笑顔で目が合う時間を作るだけでも確実なステップになります。