注目の次回現象が発生するのは、2026年3月3日のひな祭りの夜だ。今回の大きな特徴は、日本全国どの地域からでも、月が欠け始めてから元の姿に戻るまでの一連のプロセスを完璧に追える絶好のタイムスケジュールにある。
国立天文台の予測によると、欠け始め(部分食の開始)は18時50分頃からスタートする。月が完全に地球の影に入る「食の最大(ピーク)」を迎えるのは20時33分頃。この前後、20時04分から21時03分までの約1時間は、月全体が神秘的な色に包まれる皆既食の状態が続く。東南東から南の空へと比較的低い高度から徐々に昇っていくため、東から南にかけて開けた場所の確保が観測成功のカギを握る。