昭和から平成にかけて免許を取った世代が口を揃える「助手席からの舌打ち」や「厳しい叱責」の記憶。そんな威圧的な光景は、もはや完全に消え失せた。今やインストラクターに求められる最優先の資質は、技術指導力以上に高いコーチングスキルとコミュニケーション能力だ。
緊張で手汗を握る教習生に対し、どこでつまずいているのかを冷静に言語化して解きほぐす。否定から入るのではなく、できた動作を即座に認めて再現性を高めさせる。過疎化が進む西毛エリア周辺でも、受講生からの評判やSNSでのリアルな口コミは死活問題だ。「褒めて伸ばす」アプローチは甘やかしではなく、パニックを起こさない冷静沈着なドライバーを育てるための合理的な選択肢として定着している。