テレビ界で頂点を極めた彼女が次に挑んだのが、瀕死の状態にあった「劇場公開用ロマンチック・コメディ」の復活だった。グレン・パウエルと共演した『アニワン・バット・ユー(Anyone But You)』は、世界中で予想を遥かに超える大ヒットを記録。SNSでのバイラル効果を巧みに利用したプロモーション戦略も功を奏し、映画館に若者たちを呼び戻す奇跡を起こした。
「ロマコメは死んだ」と言われていた時代に、彼女は自らプロデューサーとしても名を連ね、観客が何を求めているかを正確に見抜いてみせた。この成功は、彼女が単なる「雇われの女優」ではなく、映画のヒットをコントロールできる稀有な存在であることを証明した瞬間だった。