調査関係者への取材で明らかになったのは、現場の教諭がいじめを「子ども同士の悪ふざけ」として片付けようとしていた実態だ。被害児童は同級生から机に落書きをされたり、執拗に仲間外れにされたりするなどの行為を日常的に受けていた。さらに、体育の授業中や休み時間には、故意に強くボールをぶつけられるといった身体的苦痛も伴っていたという。
これに対し、担任教諭は「指導の範囲内だと思っていた」「お互いに非があるケンカだという認識だった」と釈明している。しかし、被害児童の心はすでに限界に達していた。教室に行くことができなくなり、朝になると激しい腹痛や頭痛を訴えるようになった児童の姿は、これが単なる「悪ふざけ」の域を遥かに超えていたことを物語っている。