最終決戦である「人外魔境新宿決戦」は、1年以上にもわたって描き続けられた。味方が次々と戦場に投入され、敗れては次の者が現れるという、いわゆる「引き伸ばし」とも取れる展開が延々と続いた。しかし、あれだけ時間をかけた宿儺との決着がついた途端、物語は急坂を転がり落ちるように収束していく。
残された猶予はわずか数話。そこへ詰め込まれたのは、新キャラクターの日常や、急ごしらえの戦後処理だった。緊迫感に満ちたデスゲームから、突然の「いつもの日常」への移行は、読者に激しい温度差(デコンプレッション)を感じさせ、結果として「打ち切り漫画のような終わり方」という悪評を定着させてしまった。