1972年、シングル「男の子女の子」でデビューした瞬間、日本のポップス界の歴史は塗り替えられた。当時16歳。あどけなさが残る顔立ちと、鼻にかかった独特の歌声は、またたく間に全国の少女たちを虜にした。それまでの歌謡界にはなかった、ライトでポップな「男の子」像の誕生である。
ジャニー喜多川氏に見出され、フォーリーブスのバックダンサーからキャリアをスタートさせた彼は、まさにシンデレラボーイだった。テレビ画面から放たれる中性的なオーラは、当時の保守的なお茶の間に新鮮な衝撃を与え、ファンクラブにはファンレターが殺到。文字通り、社会現象となった。