かつて子どもたちの声が響いていた旧虎杖中学校。その跡地を利用して作られたこの場所は、単なる観光開発とは一線を画す。過疎化が進む地方都市において、地域の歴史と記憶を残しながら、新たな価値を生み出す。この試みは、地方創生のあり方を提示している。コンクリートで固められた観光地とは違い、ここでは土の匂いがし、風の音が聞こえる。
敷地内を歩くと、かつての校舎の面影がそこここに残っていることに気づく。それが、どこか懐かしく、温かい気持ちにさせるのだろう。訪れる観光客と地元住民が自然な形で交差する、温もりのあるコミュニティスペースとしても機能している。