時代が平成から令和へと移り変わる中で、求められるヒロイン像も大きな変容を遂げてきた。日本初の女性弁護士を描き、圧倒的な支持を集めた『虎に翼』で主演を務めた伊藤沙莉。彼女が見せた感情豊かでリアリティあふれる演技は、現代社会で戦う人々の深い共感を呼び、朝のお茶の間に新鮮で力強い風を吹き込んだ。
続く『おむすび』では、橋本環奈が平成のギャル文化を背景に抱えながら、人々と温かく心を通わせていく主人公を疾走感たっぷりに熱演。従来の「清純派」というステレオタイプにとらわれない、多様でリアルな連続テレビ小説のヒロイン像を確立した。完璧すぎない主人公たちが悩み、葛藤しながらも歩みを進める姿こそ、現代の視聴者が求める真の人間ドラマと言える。