近年、社会問題として急速にクローズアップされたヤングケアラーや児童虐待。制度の隙間に落ちがちな子どもたちをどう救い出すかは、現代日本が直面する最も切実なテーマの一つだ。こども家庭庁の発足以降、政策と現場をつなぐパイプ役としての期待は一層高まっている。
大学の研究機関や地域実践プロジェクトでは、家庭内の密室で起こるSOSを早期に察知するシステムや、学校・行政・福祉機関がシームレスに連携するモデルケースの開発が加速している。子どもたちが自らの未来をあきらめずに済む社会を作るため、学生たちは早期から臨床現場に身を置き、当事者の痛みに寄り添う知恵を磨く。