定期宅配の巨頭であるオイシックス・ラ・大地株式会社の動きも見逃せない。同社は契約農家の余剰在庫を無駄にしないアップサイクル食品や、天候連動型のスポット販売をチラシ感覚でアプリ内に展開。高度な需要予測AIを駆使し、捨てられるはずだった野菜を魅力的なセット商品へ仕立て直している。
こうした先端のアグリビジネスは、買い手にとっての「お買い得感」の定義さえ書き換えた。ただ安いだけではない。安全性が高く、社会的意義があり、しかも鮮度抜群。チラシをチェックする行為自体が、環境配慮や生産者支援につながるという付加価値が、若い世代を中心とする都市住民の心を掴んでいる。