ここまでの道のりは、決して偶然の産物ではない。JFAアカデミー福島を卒業後、彼女が選んだのはスウェーデンのFCローゼンゴードへの期限付き移籍という「実戦経験重視」の選択だった。
得点王と最優秀若手選手賞をダブル受賞したあの1年が、彼女のフィジカルと精神力を飛躍的に鍛え上げた。過酷な北欧のピッチで得た自信と、異文化に適応するメンタリティ。段階を踏んでステップアップを果たす冷静な自己分析能力こそが、21歳にして世界最高峰の舞台でブレイクした真の要因だ。急拡大する女子サッカー界において、これほどブレのないキャリアを歩む若手も珍しい。