ニンニクを使わない謎!出汁が香る「京都中華」の歴史と名店を総力取材

ニンニクを使わない謎!出汁が香る「京都中華」の歴史と名店を総力取材

ニンニクを使わない謎!出汁が香る「京都中華」の歴史と名店を総力取材にまつわる興味深い視点を詳しく紐解きます。

京都中華を語る上で外せないのが、伝説の名料理人・高華吉(こう・かきつ)氏の功績です。戦前から戦後にかけて名店「飛雲」や「第一樓」で腕を振るい、後に自ら開いた「廣東料理 鳳舞(ほうまい)」で数々の名作を考案しました。現在「鳳舞系」と呼ばれる名店群の看板料理は、すべて高氏の手によって生み出されたものです。

その代表格が「薄焼き卵の皮で巻く春巻き」です。一般的な小麦粉の皮ではなく、薄く丁寧に焼き上げた卵焼きで千切りの筍、椎茸、豚肉、海老などの具材をぎっしりと巻き込み、高温の油で短時間でカラリと揚げます。サクッとした軽快な歯ごたえの後に広がる卵の甘みと具材のジューシーな旨味は、他所では味わえない逸品です。

もう一つの金字塔が、通称「からしそば(撈麺・ローメン)」です。茹で上げた中華麺に溶き辛子と酢、特製醤油ダレをしっかりと絡め、その上から鶏ガラ和出汁ベースの熱々あんかけ(エビ、キクラゲ、かしわ、レタスなど)をたっぷりとかけて仕上げます。麺をすすると、鼻腔を突き抜けるツンとした爽快な辛味と、餡の上品な甘み・コクが見事なコントラストを描き出します。

中村 さくら
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中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。