退所直後に計画されていたのが、かねてからの夢であったイタリア留学だった。ヨーロッパの文化や芸術に触れ、新しい価値観を吸収しようという情熱に満ちていた。しかし、世界的なパンデミックの波が彼女の行く手を阻む。渡航の延期や予定の変更を余儀なくされる中で、彼女は立ち止まり、内省の時間を深めることとなった。
思い通りにいかない状況であっても、彼女は決して焦らなかった。日本国内での活動を通じて、環境問題への啓発活動やライフスタイルに関する発信など、自らの興味・関心に基づいた独自の取り組みを一つずつ形にしていったのだ。