久川版ブルマが本格的にスクリーンへ登場したのは、大ヒット映画『ドラゴンボール超 ブロリー』だった。原作者である鳥山明氏が脚本を手掛けた本作において、ブルマの存在は物語のコミカルな清涼剤であり、同時に重要なキーパーソンでもあった。スクリーンから響く久川氏の声は、往年のファンに安堵感をもたらした。
劇中での「ドラゴンボールで5歳若返りたい」というブルマらしい愛嬌あふれる台詞。久川氏は見事な間合いでその魅力を表現し、劇場を包む温かい笑いを誘った。鳥山明ワールドのイズムを損なうことなく、新たな時代へシフトしたことを証明した決定的な場面だった。