旧体制の崩壊を経てSTARTO ENTERTAINMENTが発足するなど、男性アイドルのマネジメント構造は歴史的な大転換期を迎えた。かつて巨大事務所がメディアを独占し、移籍や独立に厳しい制約を課していた時代は完全に過去のものとなった。タレントが自らのキャリアを選び、エージェント契約を結ぶスタイルが浸透しつつある。
この激動のパワーバランスを俯瞰したとき、1975年に彼が決断した「自立」の重みが改めて浮き彫りになる。事務所の力に依存せず、自らの名前一つで巨大市場を生き抜いてみせたその生き様は、現代のタレント主権時代を予見していた先駆者モデルそのものだったと言えるだろう。