2015年12月31日、BUMP OF CHICKENの記念すべき紅白初出場は、従来の歌番組の枠組みを根底から覆すセンセーショナルなものでした。
彼らが演奏を行った場所は、NHKホールではなく、千葉県・幕張メッセで開催されていた国内最大級の年越しロックフェス「COUNTDOWN JAPAN 15/16」のメインステージ「EARTH STAGE」でした。数万人の熱烈なロックファンが集う現場に中継車を配備し、まさにバンドの本丸であるライブの熱狂をそのまま全国のお茶の間に生中継したのです。
演奏された『ray』は、シンセポップの要素を取り入れバンドの新たな地平を切り拓いた重要曲。フロントマンの藤原基央は、中継が繋がるとテレビカメラの向こうの視聴者と目の前の数万人のオーディエンスの双方へ向けて語りかけ、圧巻のライブパフォーマンスを展開しました。
Twitter(現X)をはじめとするSNSでは、「BUMPが紅白に出ている現実が信じられない」「お茶の間が一瞬でフェス会場になった」といった絶賛の声が溢れ返り、トレンドの上位を独占。テレビ出演に慎重だった彼らが選んだ「フェス会場からの生中継」というアプローチは、彼ららしさを1ミリも損なわない最高の初陣として語り継がれています。