独自の経営スタイルで知られるアイリスオーヤマ株式会社。同社を牽引してきた大山健太郎代表取締役会長の理念である「ユーザーイン発想」は、まさに日本の生活空間の課題解決に直結してきた。メーカー主導のプロダクトアウトではなく、消費者自身の「困った」「こうだったらいいのに」をダイレクトに製品開発へと落とし込む。その結果生まれたのが、圧倒的な機能性と手頃な価格を両立させた製品ラインアップだ。
単なる日用品・家具製造業の枠を超え、生活者の行動パターンを分析し尽くしたモノづくりは、収納領域でも遺憾なく発揮されている。空間の有効活用に対する同社の執念とも言える設計思想が、日本の狭小住宅における整理整頓の概念を根底から塗り替えてきたと言っても過言ではない。