法的なルールと現実の交通環境を総合的に照らし合わせると、すべてのサイクリストが一律の行動を取るのではなく、自身の乗車スタイルに応じた明確な行動指針を持つことが極めて重要です。
【歩道通行(徐行)を選択すべき人・場面】
- 13歳未満の児童・幼児や70歳以上の高齢者:反応速度や身体能力の観点から車道通行のリスクが極めて高いため、歩道通行可の道路で慎重に徐行することが推奨されます。
- 大型車の通行が極端に多く、路肩が狭隘な幹線道路を通行する人:無理に車道を走り巻き込み事故に遭うリスクを避け、歩道に入って歩行者ペースまで速度を落として走行する判断が合理的です。
【歩道を絶対に走るべきではない人】
- ロードバイクやクロスバイクなどスポーツ自転車に乗る人:構造上時速20km以上が出やすく、歩道上で求められる「時速6km程度の徐行」を維持し続けることが困難であるため、車道左側の走行を徹底すべきです。
- 通勤・通学・デリバリー配達などで急いでいる人:時間に追われる心理状態では歩行者に対する譲り合いの精神が欠如し、歩行者妨害や飛び出し衝突を起こす危険が極めて高くなります。急ぐ場合は車道をルール通り走るか、安全な迂回路を選択するのが鉄則です。