2026年現在、BRTは単なる移動手段を超えて「次世代モビリティ技術の実装フィールド」としての役割を強めています。最大のトピックが「BRTでの自動運転の実証実験」と実用化の進展です。
一般公道における完全自動運転(レベル4)は歩行者や対向車の予測が難しくハードルが高いものの、一般車が進入しないBRT専用道であれば走行環境を完全にコントロール可能です。JR東日本や産学官連携グループは、気仙沼線BRTの専用道区間などで自動運転バスの営業運転や高度な走行テストを重ねており、車線維持を支援する磁気マーカーシステムと高精度GNSSを組み合わせた運行が着実に形になりつつあります。
交通業界が直面する深刻なドライバー不足に対し、専用道を軸にした自動運転BRTは決定的な解決策になり得ます。平日の通勤時間帯はドライバーが乗務する連節バスで大量輸送を行い、日中や夜間の閑散時間帯は中型自動運転バスを高頻度で運行するといった、柔軟なハイブリッド運行が現実味を帯びています。