「あさイチ」のオープニングといえば、直前に放送される朝ドラの感想を語り合う「朝ドラ受け」が名物だ。ここで見せる彼女の表情は、計算された演出とは対極にある。登場人物の苦難に本気で涙を流し、理不尽な展開には眉をひそめる。その姿は、テレビの前の視聴者そのものだ。
情報の受け手と同じ目線に立つこと。これは口で言うほど容易ではない。多くのキャスターが「客観性」という鎧をまとう中、彼女はあえて自らの感情を素直にさらけ出す。この「嘘のなさ」こそが、視聴者との間に強固な信頼関係を築き上げている最大の要因だろう。