この曲の爆発的な世界的大ヒットの裏には、緻密に計算された制作陣の化学反応が存在する。バンドの核であるジョン・ボン・ジョヴィとリッチー・サンボラのソングライティングチームに加わったのが、当時バックストリート・ボーイズやブリトニー・スピアーズを手がけ、音楽業界を席巻していたトッププロデューサーのマックス・マーティンだ。
80年代アリーナロックの武骨な力強さと、マックス・マーティンが得意とするキャッチーで完璧なポップの構造が融合した。かつて80年代を彩った重厚なハードロックのサウンドに、現代的で先鋭的なポップ・ロックのダイナミズムが吹き込まれた瞬間である。
リッチー・サンボラが鳴らす特徴的なトーキング・ボックスのうねるようなギターリフは、一瞬で聴き手の耳を捉える。伝統的なロックの美学を守りつつ、新しい時代の耳にフィットするアレンジを施したからこそ、この曲は今なお古びることがない。