大規模災害時には、救助や救援物資が届くまでに最低3日間を要すると想定されています。ライフラインが完全に途絶した状況下で園児の健康を維持するための物資管理が不可欠です。
保育園非常持ち出し袋と備蓄品リストには、一般的な大人向け防災グッズとは異なる乳幼児特有のアイテムを揃える必要があります。
- アレルギー対応粉ミルク・液体ミルク:調乳用の清潔な水が確保できない場合に備え、常温で飲める液体ミルクと専用アタッチメント。
- 紙おむつ・おしりふき・防臭袋:最低3日分×全園児数。断水時の衛生管理には必須。
- 非常用食品:乳幼児が食べ慣れている離乳食パウチ、アレルギー特定原材料不使用のアルファ化米やビスケット。
- 防寒・衛生資材:アルミ保温ブランケット、携帯トイレ、アルコール消毒液、使い捨て手袋。
- 園児個別情報カード:顔写真、生年月日、保護者連絡先、アレルギー情報、持病や常用薬の記録。
そして訓練終了後には、必ず職員間で地震避難訓練の反省点と改善策を話し合う振り返りの場を設けます。「泣き止まない園児への声かけが遅れた」「避難車を出す通路に荷物が置かれていた」といった現場のヒヤリハットを速やかにマニュアルへフィードバックし、PDCAサイクルを回し続けることこそが、命を守る確実な備えとなります。