箱単位でびわをいただいた場合や、一度に食べ切れない場合の救済策として極めて有効なのが「冷凍保存」と「コンポート作り」です。びわにはβ-クリプトキサンチンやβ-カロテン、カリウムといった抗酸化作用の高い栄養素が豊富に含まれており、適切に加工・保存することでこれらの健康効果を長期間キープできます。
1. びわの冷凍保存と解凍方法
びわは丸ごとでも、皮と種を除いたカット状態でも冷凍が可能です。
- 丸ごと冷凍:水洗いして水気を完全に拭き取り、1個ずつラップで包んでジッパー付き冷凍保存袋に入れます。食べる際は水に数秒浸すだけで、手でつるんと皮がむけます。全解凍すると果肉の水分が抜けてベチャベチャになるため、中心が少し凍った「半解凍シャーベット」の状態で食べるのが絶品です。
- カット冷凍:皮と種を除き、レモン水にくぐらせて水気を切った後、金属トレイに並べて急速冷凍します。凍ったら保存袋に移します。スムージーやヨーグルトのトッピングにそのまま使えます。
2. 極上コンポートのレシピと保存期間
加熱することでポリフェノールオキシダーゼが完全に失活するため、鮮やかな黄金色を長期間維持できます。
- 材料:びわ 8〜10個、水 200ml、グラニュー糖 40〜50g、レモン汁 小さじ1、白ワイン 大さじ1(お好みで)。
- 作り方:
- びわは皮と種、内側の薄皮を取り除き、レモン水(分量外)につけて変色を防ぎます。
- 小鍋に水、グラニュー糖、白ワインを入れて沸騰させ、砂糖を完全に溶かします。
- びわを並べ入れ、落とし蓋をして弱火で約6〜8分コトコト煮ます(煮崩れを防ぐため強火は厳禁)。
- 火を止める直前にレモン汁を加え、粗熱が取れるまで煮汁の中で冷まします。
- 保存期間:煮沸消毒した密閉ガラス瓶に煮汁ごと入れて冷蔵保存すれば、約2〜3週間美味しく保てます。