ネット上の情報やSNSでは、無償化に関して一部の誤解や誇張が見られます。出願前に整理しておくべき「真実」は以下の点です。
- 誤解1:「兵庫県外に住んでいても入学すれば誰でも学費無料になる」
これは完全な誤りです。無償化の恩恵を受けるには「本人および保護者が基準日以前に3年以上兵庫県内に在住していること」が絶対要件です。県外からの進学者は通常の国公立大学授業料(年額約53.5万円)を納付する必要があります。 - 誤解2:「学費が無償化されたことで授業の質や学生の質が下がった」
実態は逆です。学費免除のメリットに惹かれ、従来であれば神戸大学や大阪公立大学、難関私立大学を目指していた優秀な受験層の併願・進学が増加した結果、入試ボーダーラインと学内学力層は底上げ傾向にあります。 - 誤解3:「県内全域どこでも同じキャンパスライフが送れる」
前述の通り、学部によって神戸、姫路、播磨、明石と拠点が完全に分かれています。サークル活動の規模や一人暮らしの家賃相場、生活スタイルが大きく異なる点には注意が必要です。
【プロの結論】兵庫県立大学を選ぶべき人・慎重になるべき人の判断基準
家計経済学とキャリア形成の観点から導き出される、本学の受験に向いている人・慎重に検討すべき人のチェックポイントは次の通りです。
- 強くおすすめできる人:
- 兵庫県内在住で3年以上の居住要件を満たし、家計の教育費負担を最小限に抑えたい受験生・保護者。
- 大学院進学(特に理系)を見据えており、学費のトータルコストを抑えつつ最先端の研究設備を活用したい人。
- 関西圏内の優良メーカー、金融機関、自治体職員、医療機関への就職を目指している人。
- 慎重に比較検討すべき人:
- 兵庫県外在住で無償化要件に該当せず、一人暮らしの生活費を含めて私立大学等と比較検討している人。
- 華やかな総合大学型の大規模キャンパスライフ(全学部が一箇所に集まる環境)を最優先したい人。
- 首都圏の大手広告代理店、外資系コンサル、全国区キー局などへの就職のみに特化して進路を考えている人。