彬子女王が独身を続けている理由について、本人の過去の率直な発言やエッセイから、その確固たる価値観を読み解くことができます。インタビューや著述の中で、彬子女王は自身の人生観について飾らない言葉で触れてきました。
皇室典範の現行規定では、女性皇族は民間男性と結婚すると皇籍を離脱(皇族の身分を喪失)することになります。彬子女王は、幼少期から「自分は皇族として生まれ、皇室を支える役割がある」という自覚を深く持たれて育ちました。父である故・寬仁親王(ヒゲの殿下として親しまれた)の背中を見て育ち、三笠宮家の伝統と公務を一身に背負う覚悟が、人生の選択に深く関わっています。
メディアの対談などでは、結婚について「ご縁があれば」と自然体な姿勢を示しつつも、自らの生き方の軸足を「研究者としての探求」と「皇族としての公務・日本文化の継承」に明確に置いてこられました。決して結婚を否定しているわけではなく、自らに課せられた使命へ誠実に向き合い続けた結果が、現在の自立した独身生活につながっていると言えます。