私たちが直感的に「美しい」と感じる鼻には、実は緻密な医学的・美学的根拠が存在する。美容医療の最前線で研究と症例を重ねる日本美容外科学会(JSAPS)などの専門知見によれば、美鼻の評価には明確な比率と角度の基準が存在する。
最も知られている指標が、横顔において鼻先と顎先を結んだ直線「Eライン(エステティックライン)」だ。理想的には、このライン上に唇が軽く触れるか、あるいはわずかに内側に収まる位置関係が美しさの基準とされる。しかし、最新の美線基準はそれだけにとどまらない。
美のプロフェッショナルである美容整形外科の執刀医たちが重視するのは、おでこの傾斜から鼻根部へのつながり、鼻の下と上唇がなす「鼻唇角」(日本人では90〜95度が理想的とされる)、そして正面から見た際の小鼻の横幅と両目の間隔が1:1になるバランスだ。鼻単体の高さや細さだけを追求するのではなく、顔全体の立体的な奥行きと調和させることこそが、洗練された横顔美人を生み出す絶対的な条件なのだ。