「高い鼻=美しさの絶対条件」というドグマは、専門医療の現場でも過去のものとなりつつある。日本美容外科学会に所属する複数の医師への取材によれば、美しさを決定づけるのは単体パーツの高さではなく、おでこから顎にかけてのラインや顔全体の立体的な調和だという。
鼻が低めであることは、解剖学的にも大きなメリットを持つ。鼻が高すぎると顔に強い影ができ、印象が鋭くなりすぎる場合がある。一方で、鼻筋が緩やかであれば光が柔らかく拡散し、肌全体の透明感が強調されるのだ。強引に鼻高く整形を繰り返す美容整形・美容医療のリスクが議論されるなか、生まれ持った自然な骨格美を生かす選択肢を選ぶ人々は着実に増えている。