一方で、完全にスポットライトを浴びる生活を捨て去り、完全な「一般人」として生きる道を選ぶ者もいる。スマートフォンの普及とSNSの高度化により、どこに行っても盗撮され、プライベートが晒されるリスクはかつてないほど高まった。精神的な限界を迎える前に、自らアカウントを消去し、業界とのつながりを断つケースだ。
ある元人気女優の知人はこう明かす。「彼女は今、地方のセレクトショップで働いています。最初は気づかれることもありましたが、今ではすっかり街に溶け込んでいる。テレビに出ていた頃よりも、今のほうがずっと表情が柔らかいですよ」。過剰な承認欲求のゲームから降りることこそが、現代における最大の贅沢なのかもしれない。