ゴツゴツとした大きな柑橘を手にとる際、どこを観察すれば一番美味しい個体に出会えるのだろうか。長年現場で研究を続ける柑橘類育種研究者によると、単に果実の大きさを見るだけでなく、持ったときの「重厚な重量感」と「皮の張り具合」が最重要な指標になるという。
デコポン(不知火)選びで誤解されがちなのが、頭部の突起の大きさだ。実は突起のサイズと甘さに直接の関係はなく、むしろヘタの切り口が瑞々しく、果実全体がずっしりと重いものこそ果汁が詰まっている証拠だ。獅子柚子(鬼柚子)や晩白柚においては、凹凸の密度が均一で表面にツヤがあり、持った時に水分量をしっかり感じるものを選ぶと失敗がない。