『必殺仕事人』シリーズの最大の魅力は、時代ごとの世相を巧みに反映させたチーム編成にあります。主水を中心とした昭和黄金期から、新世代へとバトンが渡された平成・令和期まで、主要な仕事人たちは多彩な殺し技と人間ドラマで視聴者を惹きつけました。
歴代の主要メンバーとそれぞれの特徴的な武器・役割は以下の通りです。
【昭和期:必殺仕事人〜必殺仕事人V・激突!】
- 中村主水(藤田まこと):表の顔は南町奉行所の昼行灯な同心。裏ではチームの頭脳かつ太刀筋鋭い最強の剣客。大刀による「奥山神影流」などの変幻自在な居合い斬りで悪を討ちます。
- 飾り職人の秀(三田村邦彦):かんざし職人の青年。金属製のかんざしを悪人の首筋(頸動脈)に突き刺すスタイリッシュな技で一世を風靡しました。
- 三味線屋の勇次(中条きよし):三味線の師匠。三味線の三の糸(絹糸)を悪人の首に巻きつけ、宙へ吊り上げて窒息死させる優雅かつ冷徹な技で人気を博しました。
- 畷左門(伊吹吾郎):元浪人の腰物持ち。怪力を生かし、竹光に仕込んだ刃や素手による首折り、人体切断の太刀で敵を粉砕します。
- 花屋の政/鍛冶屋の政(村上弘明):花の枝先や手製の針金・千枚通しを首筋に突き刺す若き実力派。秀と並ぶ人気キャラクターとして長期にわたり活躍しました。
- 組紐屋の竜(京本政樹):美貌の組紐職人。赤と黒の組紐を投げ、先端の鈴付き鉤針を首に掛けて吊るす華麗な仕置きが熱狂的な支持を集めました。
- 西順之助(ひかる一平):西洋医学を学ぶ受験生。大型の投石器(竹筒メガホン型ライデン瓶や特製火薬銃)を用いた科学的仕置きを担当しました。
【平成・令和期:必殺仕事人2007〜現在】
- 渡辺小五郎(東山紀之):本町奉行所の同心。主水の精神を継ぐ昼行灯を装いながら、卓越した一刀流の剣技でターゲットを一刀両断にします。
- 経師屋の涼次(松岡昌宏):襖や屏風の修繕を行う職人。筆の柄に仕込んだ長い錐(きり)を悪人の急所に突き刺し、回転させて絶命させます。
- からくり屋の源太(大倉忠義):からくり細工を作る若者。蛇玉(ねんど玉)を悪人の口にねじ込み、窒息させる荒技を用いました。
- 仕立て屋の匳(田中聖):仕立て用の針と糸を駆使し、急所を縫い合わせるように仕留める仕立て屋。
- リュウ(知念侑李):田之助の弟子として寺で育ち、短刀や手裏剣のような投擲技を駆使する身軽な仕事人。
- 瓦屋の陣八郎(遠藤憲一):瓦職人。重厚な瓦割りの技術を応用し、ノミを悪人の頭頂部や急所に打ち込む豪快な技を披露しました。