ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の出場資格は、本人の国籍だけでなく、親の出生地にも適用される。この規定が、ヌートバーと侍ジャパンを結びつける鍵となった。栗山英樹監督(当時)の熱意あるアプローチと、ヌートバー自身の「日本を代表したい」という即答が、歴史的な合流を生んだ。
日系選手として初めて日本代表に選出された当初、懐疑的な声がなかったわけではない。日本語の壁や、チームに馴染めるかという懸念。しかし、彼は初日の練習から全力の笑顔とハッスルプレーで、すべての不安を吹き飛ばした。実力と人柄が、周囲の雑音を瞬時にかき消した瞬間だった。